同じ設定のRasPiを作るのに便利そうなので、NOOBSのイメージの作成と、自動インストールの設定方法を調べてみました。
NOOBSイメージの作り方
あっきぃさんの資料がわかりやすいので、こちらを参照。
わたしの場合はGUIを使うことは少ないので、色々削除してしまったほうがイメージが小さくなって便利です。
というわけで、またもやあっきぃさんの作った極小Raspbian作成スクリプトをいじって、GUI関係のパッケージを消して、配布用の諸作業を行うコードを作りました。
※ resources以下のファイルは、NOOBS内のオリジナルRaspbianのroot.tar.xz内の各所から取ってきます。
これをRasPi上で実行してからSDカードを抜いてパソコンに刺して、以下のスクリプトを実行して、NOOBS用のイメージを作成します。
後はあっきぃさんのスライドを見ながら、.jsonファイルとかをいじるだけでOSイメージは完成です。
自動インストール設定を追加する
先ほどのあっきぃさんのスライドに「autoinstall」をつけると自動インストールされるよーよ書かれていますが、もう情報が古くなってしまったらしく、うまく行きません。
正しくはrecovery.cmdlineにsilentinstallを追記してquietを消すと、起動後に自動でOSをインストールするようにできます。
一応recovery.cmdlineの全文を載せておきます。
silentinstall runinstaller vt.cur_default=1 coherent_pool=6M elevator=deadline
おわりに
とりあえずこれで、なんか壊してもフォーマットしてデータ突っ込んで起動すれば勝手に復旧できるようになりました。
たまにインストールの終わり際にエラーが出ることもありますが、再起動するとふつーに動き出したりするので、問題無いと思います。 怖い人はSDアソシエーションの公式フォーマッタで、論理調節ONにしてフォーマットしてからやり直せば改善するかもしれません。
環境
NOOBS v1.3.9