前回 はCUIな環境しかいれなかったので、次はデスクトップと日本語入力環境を用意して普通に使えるようにしたいと思います。
X関連のインストール
なによりもまず、パッケージのアップデートをしましょう。
% sudo pacman -Syu
X環境のインストール
次にX関連のパッケージを入れていきます。
% pacman -S xorg-server xorg-server-utils xorg-xinit xorg-xclock xterm
画面ドライバのインストール
このままではXが動かないので、画面のドライバを入れます。 以下のコマンドで必要なドライバを確認して下さい。
% lspci | grep VGA
私の環境では以下のように出てきたので、intelのドライバを入れました。
00:02.0 VGA compatible controller: Intel Corporation 2nd Generation Core Processor Family Integrated Graphics Controller (rev 09)
ドライバは以下のコマンドでインストールします。
% sudo pacman -S xf86-video-intel
タッチパッド設定の追加
ドライバを入れないとタッチパッドの操作ができないので、インストールする。
% sudo pacman -S xf86-input-synaptics
使うドライバや設定を頑張るとマルチタッチにも対応するらしいが、とりあえず動けばいいので放置。やりたい人は以下のURLを参考にしてやってみてください。
Gnomeを入れる
デスクトップ環境に特にこだわりがないので、一番見慣れてるgnomeを入れます。
以下のコマンドでgnome関連のパッケージをすべてインストールしてください。
% sudo pacman -S gnome gnome-extra
インストールが終わったら、.xinitrcのテンプレを持ってきて
% cp /etc/skel/.xinitrc ~/
exec gnome-session
のコメントアウトを外してください。
Gnomeを自動起動するようにする
% sudo systemctl enable gdm
日本語入力環境のインストール
startxする前に、IMEとフォントを先に突っ込んでおきます。
% sudo -S mozc ibus-mozc emacs-mozc
Yaourtのインストール。
フォントはyaourtという、AUR(ユーザーリポジトリ)を使いやすくするパッケージマネージャを使ってインストールします。 そのためにまずYaourtを使えるようにしていきましょう。
まずは /etc/pacman.conf
を修正して、リポジトリを追加します。
% sudo emacs -nw /etc/pacman.conf
開いたら以下を追記して
[archlinuxfr] SigLevel = Never Server = http://repo.archlinux.fr/$arch [pnsft-pur] SigLevel = Optional TrustAll Server = http://downloads.sourceforge.net/project/pnsft-aur/pur/$arch
以下の部分のコメントアウトを外してください。
[multilib] Include = /etc/pacman.d/mirrorlist
最後にpacmanを更新して、設定を反映させます。
% sudo pacman --sync --refresh yaourt % sudo pacman -Syu
フォントのインストール
以下のコマンドで、rictyフォントをインストールします。
% sudo yarourt -S ttf-ricty
とりあえずこれで、日本語が豆腐になることはありません。
startx する
ここらでstartxして、デスクトップ環境を起動しておきましょう。
% startx
gnomeの画面が立ち上がるはずです。
日本語入力を有効にする
ibusの設定を.xinitrcに云々……と書いてあるのはもう古いらしく、gnome3では必要ありません。 代わりに以下の作業を行う必要があります。
まずSettingsを開いて All Settings - Region & Language
を開きます。
そこの Input source
のプラスボタンを押して、Otherから Japanese(Mozc)
を追加すると、Mozcを使った日本語入力ができるようになります。
これでデスクトップ右上に en
という入力ソースの選択アイコンが出るようになるので、ここを押すか Cmd +Space
でMozcに切り替えて、Mozcの設定をひらがな出力にすれば、日本語入力が可能になります。
おわりに
これでひと通りの設定は完了です。
後はMacBook特有の設定とかいろいろありますが、それは気が向いた時にでもやることにして、今日のところは寝ることにします。。。おやすみなさい。。。